ブレーカーが落ちたらまず何をすべき?よくある原因・復旧しない時の安全な対処法と手順を専門家が解説
突然ブレーカーが落ちて、家中の電気が消えて真っ暗になったら焦ってしまいますよね。特に夜間や冬場であれば、不安は一層大きくなるはずです。
すぐに復旧させたいけど、どうすれば安全に対処できるのかと悩んでいるかもしれません。
この記事では、ブレーカーが落ちた時にまずやるべき安全確認から、正しい復旧手順、ブレーカーが落ちる主な原因、そして復旧しない場合の対処法まで順を追って分かりやすく解説します。
まずは落ち着いて、この記事の手順を一つずつ確認してみてください。
- ブレーカーが落ちたら最初に何をすればいい?
- 触る前に確認!絶対にブレーカーを上げてはいけない危険な兆候
- ブレーカーの種類を見分ける
- アンペアブレーカーまたは安全ブレーカーのみが落ちた場合の復旧方法
- 漏電ブレーカーが落ちた場合の復旧方法
- ブレーカーが落ちる原因は?
- 電力の使いすぎ(容量オーバー)
- 漏電
- ショート
- 復旧方法が効かない、または再度すぐブレーカーが落ちた時はどうすればいい?
- 漏電ブレーカーが復旧しない:漏電箇所の特定ステップ
- 安全ブレーカーが復旧しない:ショートが疑われる場合の確認ポイント
- スイッチが固い・熱い・変色している:ブレーカー本体の寿命・故障
- ブレーカーが頻繁に落ちる場合の根本的な対策は?
- 電力消費の大きい家電を使う時間をずらす
- 契約アンペア(電力容量)を見直す
- 古い分電盤や配線を交換・増設する
- ブレーカーの修理・交換は誰に頼めばいい?信頼できる業者の選び方は?
- 賃貸住宅(アパート・マンション)の場合は?
- 失敗しない電気工事業者の選び方4つのチェックポイント
- ブレーカー交換・修理の費用相場
- 他にもよくあるブレーカーが落ちる状況・原因は?
- 地震の後にブレーカーが落ちた時はどうすればいい?
- IHクッキングヒーターを使うと必ず落ちるのはなぜ?
- 掃除機や洗濯乾燥機でブレーカーが落ちやすいのはなぜ?
- まとめ
- よくある質問
ブレーカーが落ちたら最初に何をすればいい?

家が真っ暗になると、一刻も早く復旧させたいと焦ってしまいます。ですが、その前に必ず確認してほしいことがあります。
最も重視すべきことは安全です。
停電した時、分電盤をすぐに触るのは、状況によっては危険な行為になることもあります。まずは冷静に、ご自身の安全を確保することから始めてください。
触る前に確認!絶対にブレーカーを上げてはいけない危険な兆候
分電盤のフタを開ける前に、まずは以下の危険な兆候が一つでもないか慎重に確認しましょう。
- 焦げ臭い匂いがしないか
- 分電盤やその周辺が水で濡れていないか(雨漏りや結露、水漏れ)
- 分電盤からジー、バチバチといった異音がしていないか
- ブレーカー本体や配線が、暗がりでも分かるほど明らかに焦げている、溶けている
これらの兆候が一つでもある場合、絶対にブレーカーには触らないでください。
漏電やショートによる火災、または感電の危険性が高い状態です。すぐに安全な場所に避難し、まずは電力会社、そして電気工事の専門会社に連絡してください。
ブレーカーの種類を見分ける
危険な兆候がないことを確認できたら、分電盤のフタを開け、どのブレーカースイッチが切(下にさがっている状態)になっているかを確認します。
分電盤には、主に3種類のブレーカーがあります。
アンペアブレーカー(契約ブレーカー)
一番左側にある、一番大きなスイッチです。電力会社との契約容量(30A、40Aなど)が書かれていることもあります。これが落ちると家全体の電気が消えます。
漏電ブレーカー
中央付近にある、赤いテストボタンや漏電表示がついたスイッチです。これも家全体に関わることが多く、作動すると家全体の電気が消えます。
安全ブレーカー(配線用遮断器)
右側に複数並んでいる小さなスイッチ群です。台所、居間、エアコンなど、部屋や回路ごとに分かれています。これが落ちると、その部屋・回路だけ電気が消えます。
アンペアブレーカーまたは安全ブレーカーのみが落ちた場合の復旧方法
これは電力の使いすぎかショートの可能性が高いです。
以下の手順で復旧作業をしてみましょう。
- 使用中の家電を減らす
落ちた原因だと思われる家電のコンセントを抜きます。 - ブレーカーを「入」にする
落ちたブレーカーのスイッチを入(上にあげる)に戻します。
これで電気が復旧すれば、ひとまず安心です。原因は、コンセントを抜いた家電の同時使用による容量オーバーである可能性が高いです。
漏電ブレーカーが落ちた場合の復旧方法
これは漏電の危険なサインです。
単純にスイッチをオンに戻すだけでは、すぐにまた落ちるか、危険な状態が続きます。
この場合の対処法は、ブレーカーが復旧しない、またはすぐ落ちる時はどうすればいい?で詳しく解説しますので、そちらの手順に従ってください。
ブレーカーが落ちる原因は?

ブレーカーは、私たちの安全を守るために異常を検知して作動しています。家と家族を守るための優秀な警報装置です。
その主な原因は、落ちたブレーカーの種類と密接に関連しています。原因は大きく分けて以下の3つです。
- 電力の使いすぎ(容量オーバー)
- 漏電
- ショート
どのブレーカーが落ちたかによって、原因の切り分けが可能です。なぜ落ちたのか、その理由を正しく理解することが、安全な復旧と再発防止の第一歩となります。
電力の使いすぎ(容量オーバー)
アンペアブレーカーが落ちた場合、電力の使いすぎ(容量オーバー)が原因です。皆さんが一番経験しやすい原因です。
家庭ごとに電力会社と契約しているアンペア(A)数(例:30A、40A)があり、その容量以上に電気を同時に使うと、家全体の配線を守るためにアンペアブレーカーが作動します。
例えば、冬場にエアコン(暖房)、電気ストーブ、加湿器を同時に使う場合や、家族が朝の支度時間帯に、ドライヤー、トースター、電子レンジなどを同時に使用する状況では、ブレーカーが落ちやすくなります。
これが原因の場合は、使用する家電のタイミングをずらすことで、ひとまず回避できます。
漏電
漏電は3つの原因の中でも危険な状態を示しています。漏電ブレーカーが落ちた場合は、この漏電を強く疑う必要があります。
漏電とは、電気が本来の通り道(配線や電化製品の内部回路)から外に漏れ出してしまっている状態です。
漏れた電気が建物の金属部分や、湿った壁などを伝うと、火災の原因になります。また、人がその部分に触れると感電する恐れもあり、命に関わる重大な事故につながります。
考えられる原因は以下があります。
- 家電製品の故障や老朽化(特に洗濯機、冷蔵庫、屋外の給湯器など)
- 配線の劣化や損傷
- 雨漏りや水回りからの水濡れ
漏電ブレーカーが落ちた場合は、絶対に放置せず慎重な対応が必要です。
ショート
ショートも非常に危険な状態です。安全ブレーカーが落ちる場合、その部屋での小規模な容量オーバーか、ショートが主な原因です。
ショートとは、電気コードの中にあるプラスとマイナスの電線が(皮膜が破れるなどで)直接触れ合ってしまうことです。これにより、回路に瞬間的に設計外の大きな電流が流れ、安全のために安全ブレーカーが作動します。
ショートした箇所は高熱になり、火花が散ったり、配線が溶けたり、最悪の場合は火災の原因になったりします。
火災の原因としては、家具の下敷きによるコードの損傷、ペットによるコードの噛みつき、またはコンセントプラグに溜まったホコリと湿気によるトラッキング火災などが考えられます。
復旧方法が効かない、または再度すぐブレーカーが落ちた時はどうすればいい?

手順通りにやったのにブレーカーが復旧しない、あるいは、上げた瞬間にブレーカーがすぐに落ちるという状況かもしれません。
これは、ブレーカーが故障しているのではなく、漏電やショートといった危険な原因が解消されていないため、安全装置が正しく作動し続けている証拠です。
無理にスイッチを押し込んだり、何度もオンオフを繰り返したりするのは非常に危険です。ここでは、復旧しない状況別に安全な切り分け手順を解説します。
漏電ブレーカーが復旧しない:漏電箇所の特定ステップ
漏電ブレーカーが上がらない、または上げてもすぐ落ちる場合は、家の中のどこかで漏電が続いています。
以下の手順で、安全に原因箇所を特定できる場合があります。
- まず、アンペアブレーカーと漏電ブレーカーが切(OFF)になっていることを確認します。
- 右側に並んだ小さな安全ブレーカーのスイッチを、すべて切にします。
- すべての安全ブレーカーが切の状態で、漏電ブレーカーのスイッチを入(ON)にします。
もしこの時点でも入らない場合、分電盤自体の故障の可能性があり、専門家へ連絡が必要です - 安全ブレーカーを1つずつ入にしていきます。
- ある安全ブレーカーを入にした瞬間に、再び漏電ブレーカーが落ちたら、その回路が漏電の原因です。
原因箇所を特定できたら、その原因となった安全ブレーカーは切のままにしましょう。
他の安全ブレーカーと漏電ブレーカーを入にすれば、問題のない部屋の電気は復旧できます。漏電が特定された回路は、専門家による点検・修理が必須です。
安全ブレーカーが復旧しない:ショートが疑われる場合の確認ポイント
特定の部屋の安全ブレーカーが上がらない、または上げてもすぐ落ちる場合です。原因はショートかその回路での深刻な容量オーバーが疑われます。
以下の手順で確認作業をしましょう。
- 安全ブレーカーが落ちている箇所の部屋に行き、コンセントに刺さっている家電のプラグをすべて抜いてください。
- 分電盤に戻り、該当の安全ブレーカーを入(ON)にします。
- これで復旧した場合の原因は、先ほどコンセントを抜いた家電のどれかがショートしている可能性が濃厚です。
- これでも復旧しない場合は家電ではなく、コンセント自体や壁の中の配線がショートしている可能性があります。
この手順で復旧しない場合は、火災に直結する危険な状態です。すぐに使用を中止し、専門家による点検を受けてください。
スイッチが固い・熱い・変色している:ブレーカー本体の寿命・故障
以下の症状が見られる場合は、ブレーカー(分電盤)本体の寿命・故障のサインです。
- 漏電やショートの原因を取り除いたはずなのに復旧しない
- スイッチが物理的に固くて入らない
- 触ると熱を持っている
- プラスチックが黄ばんだり変色したりしている
ブレーカーの交換目安は、一般的に設置から10年〜15年と言われています。古いブレーカーは、安全装置が経年劣化で正しく作動しなかったり、逆に不要なときに落ちたり、それ自体が発熱して火災の原因になったりすることがあります。
原因不明の不具合が続く場合は、分電盤自体の交換を検討する必要があります。
ブレーカーが頻繁に落ちる場合の根本的な対策は?

「復旧はするけれど、冬場になると毎日のように落ちる」「家族が増えてから、よく落ちるようになった」このようなブレーカーが頻繁に落ちるストレスを抱えている方は、根本的な対策をおすすめします。
ブレーカーが頻繁に落ちる(特にアンペアブレーカーが落ちる)のは、多くの場合、今の生活スタイルに対して、家の電気容量が不足しているサインです。毎度ヒヤヒヤしながら家電を使うのは、精神的にも良くありません。
電力消費の大きい家電を使う時間をずらす
最も手軽にできる容量オーバー対策です。まずは、ご家庭でどの家電が電気を多く使うかを知っておきましょう。
特に注意が必要な家電は以下があります。
- IHクッキングヒーター
- 電子レンジ・オーブンレンジ
- 食器洗い乾燥機
- エアコン(特に暖房の起動時)
- ドライヤー
- 電気ケトル、トースター
- ドラム式洗濯乾燥機(乾燥時)
これらの家電を同時に使わないよう、時間をずらすだけで、ブレーカーが落ちる回数を減らせます。
IHで調理中はレンジを使わない、食洗機を回している時は、ドライヤーを使わないといった電気の渋滞を避ける工夫が有効です。
契約アンペア(電力容量)を見直す
家族が増えた、在宅ワークになった等の生活スタイルが変わることもあるでしょう。家電製品の使用が増加した結果、自宅の電気容量が不足している可能性があります。
この場合、電力会社との契約アンペア数を大きくする(例:30Aから40Aへ変更する)ことで、根本的に解決できます。
使える電力量が増えるため、同時使用をあまり気にせず快適に生活できるというメリットがあります。
一方、月々の電気代の基本料金が上がる(契約プランによる)というデメリットもあります。と言っても、それほど大きな上昇ではありません。詳しくは使用している電力会社に問い合わせてください。
手続きは電力会社に連絡して行います。多くの場合、アンペアブレーカーの交換工事が必要になります。ただし、家の設備が古いとアンペアを上げられない場合もあります。
古い分電盤や配線を交換・増設する
契約アンペア数を上げようとしても、分電盤や家の中の配線が古すぎると安全上の理由から上げられないケースがあります。
また、キッチンだけ、エアコンのある部屋だけなど特定の安全ブレーカーだけが頻繁に落ちる場合は、その回路の容量が不足しています。
解決策として以下があります。
- 安全性の高い新しい分電盤に交換する
- IH用、エアコン用、食洗機用などの専用回路を新しく増設する
これらは電気工事士の資格を持つ専門家による工事が必須です。築年数が15年以上経過しているお住まいや、リフォームで大型家電を導入した場合は、ぜひ一度ご相談ください。
ブレーカーの修理・交換は誰に頼めばいい?信頼できる業者の選び方は?

ご自身での解決が難しい、または危険だと判断した場合は、迷わずプロを頼ってください。
しかし、「一体どこに頼めばいいの?」「緊急時に足元を見られて、法外な料金を請求されないか不安」という声をよくお聞きします。
ここでは、信頼できる電気工事業者の選び方について分かりやすく解説します。
賃貸住宅(アパート・マンション)の場合は?
もしお住まいが賃貸住宅(アパート・マンション)の場合は、ご自身で電気工事会社に連絡する前に、まず大家さんや管理会社に連絡してください。
分電盤などの設備の故障は、大家さん(オーナー)の負担で修理するのが一般的です。勝手に修理を手配してしまうと、後で費用負担のトラブルになる可能性があります。
ただし、ご自身の過失(例:水をこぼしてコンセントをショートさせた)の場合は、入居者負担になることもあります。いずれにせよ、第一報は必ず大家さんか管理会社に入れましょう。
失敗しない電気工事業者の選び方4つのチェックポイント
緊急時に慌てて業者を選び、高額な請求をされたり、ずさんな工事をされたりする被害は後を絶ちません。
信頼できる業者を選ぶため、以下の4点を確認しましょう。
- 作業に来る人が第一種または第二種電気工事士の国家資格を持っているか
- 作業前に必ず現地を調査し、作業費や部品代、出張費などの内訳が明記された見積書を提示してくれるか
- 地域での施工実績や、Webサイトでの口コミ、お客様の声などが確認できるか
- 工事後に万が一トラブルが再発した場合の保証がしっかりしているか
ブレーカー交換・修理の費用相場
費用は、ブレーカーの種類や分電盤の状況によって大きく異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
| 作業内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 安全ブレーカーの交換 | 約8,000円~15,000円 |
| 漏電ブレーカーの交換 | 約15,000円~30,000円 |
| 分電盤全体の交換 | 約50,000円~100,000円 |
※上記はあくまで目安です。部品代、作業費、出張費を含みますが、現場の状況により変動します。
夜間・早朝の緊急対応の場合、別途追加料金がかかることが一般的です。必ず、作業前に複数の業者から見積もりを取る(相見積もり)ことをお勧めします。
他にもよくあるブレーカーが落ちる状況・原因は?

ブレーカーが落ちる原因は他にも様々あります。例えば、災害時や特定の家電製品の使用など、状況に応じて落ちやすい場合があります。
それぞれの状況について詳しく解説します。
地震の後にブレーカーが落ちた時はどうすればいい?
地震でブレーカーが落ちた場合、すぐに復旧させてはいけません。まずは以下の点を確認してください。
- ガス漏れの匂いがしないか
- 家の中で家電が転倒していないか
- 水槽や花瓶が倒れて水浸しになったりしていないか
倒れた家電や傷ついた配線に電気が流れると、通電火災を引き起こす危険があります。安全が確認できてから、ブレーカーを復旧させてください。
最近は、地震の揺れを感知して自動で電気を止める感震ブレーカーの設置も、通電火災対策として推奨されています。
IHクッキングヒーターを使うと必ず落ちるのはなぜ?
IHクッキングヒーターは大きな電力(200V電源)を必要とします。
もし、使用時に必ず落ちるのであれば、IH本体の故障(漏電・ショート)か、設置時の電気工事に問題がある(電力容量が足りない回路に接続されている)可能性があります。
特に、後付けでIHを導入した場合、専用の回路が必須です。IHだから仕方ないと諦める問題ではなく、専門家による点検が必要です。
掃除機や洗濯乾燥機でブレーカーが落ちやすいのはなぜ?
掃除機や洗濯乾燥機も、起動時や稼働中に大きな電力を消費します。テレビやエアコンなどが既についている部屋のコンセントでこれらを使うと、その回路(安全ブレーカー)の容量オーバーになりやすいのが原因です。
対策としては、コンセントを別の回路から取る、またはエアコンなど他の家電を一時的に消すといった工夫が有効です。
まとめ
ブレーカーが落ちたら、何よりもまず安全を確認し、決して無理はしないようにしてください。
ブレーカーが落ちる原因の多くは電力の使いすぎ(容量オーバー)ですが、中には漏電やショートといった、火災や感電に直結する危険なサインが隠れています。
- 焦げ臭い
- 漏電ブレーカーが復旧しない
- 家電をすべて抜いても復旧しない
- ブレーカーが古く熱を持っている
これらに当てはまる場合は、ご自身で解決しようとせず、電気工事の専門家にご相談ください。それが、あなたとご家族の安全を守る、最も確実な方法です。
電気のトラブルでお困りの際は、お気軽にご相談ください。現地調査やお見積もりも承っております。
よくある質問
ブレーカーが落ちた時、すぐにスイッチを上げてはいけない危険な兆候とは何ですか?
すぐにブレーカーを上げる前に、まず安全を確認してください。以下の兆候が一つでもある場合は、火災や感電の危険があるため絶対に触らず、電力会社や専門業者に連絡してください。
- 焦げ臭い匂いがする
- 分電盤やその周辺が水で濡れている
- 分電盤からジー、バチバチといった異音がする
- ブレーカー本体や配線が明らかに焦げている、溶けている
ブレーカーが落ちる主な原因は何ですか?
ブレーカーが落ちる主な原因は、以下の3つが考えられます。作動するブレーカーの種類によって、ある程度原因を特定することができます。
- 電力の使いすぎ(容量オーバー)
- 漏電
- ショート
このように、ブレーカーは家の配線や私たちを危険から守るための安全装置として作動しています。特に漏電やショートは火災や感電に直結する危険なサインですので、注意が必要です。
落ちたブレーカーの種類によって原因の目安はわかりますか?
落ちたブレーカーによってある程度の原因を特定することができます。
アンペアブレーカーが落ちた場合は、電力の使いすぎ(容量オーバー)が原因である可能性が高いです。
漏電ブレーカーが落ちた場合は、漏電が発生している危険なサインです。さらに、安全ブレーカーが落ちた場合、その回路(部屋や特定の家電)でのショートか小規模な容量オーバーが原因と考えられます。




