オフィスのコンセント増設完全ガイド|費用相場から業者選び、賃貸の注意点まで総務担当者向けに解説
結論:オフィスのコンセント増設はDIYでは対応できず、電気工事士による施工が法律で義務付けられています。また、増設の成否は「配置設計」で決まり、業務効率や安全性に大きく影響します。
- この記事の結論
- なぜオフィスのコンセント増設が必要?よくある3つのシーン
- シーン1:OA機器の増加とフリーアドレス化
- シーン2:タコ足配線による安全性の懸念(火災・転倒リスク)
- シーン3:レイアウト変更や模様替えへの対応
- コンセント増設工事の基本|DIYは厳禁!「電気工事士」資格が必須
- 電気工事士法とは?無資格工事の罰則と火災・感電の危険性
- 資格不要な「軽微な工事」との明確な違い
- 【料金表】オフィスのコンセント増設、費用相場はいくら?
- 工事パターン別・費用相場一覧
- 見積もり額を左右する追加要因
- 失敗しない!オフィスのコンセント増設工事業者の選び方
- 信頼できる業者の見極め方4つのチェックポイント
- 相見積もりで比較すべき項目とは?総額だけで判断は危険!
- オフィスのコンセント増設なら「ピカくま」にお任せください!
- 生産性が上がる!オフィスの用途別おすすめコンセント配置計画
- 執務スペース:床コンセントとデスク上コンセントの活用
- 会議室:テーブル埋込型と壁面コンセントで多様な利用に対応
- 【総務担当者必見】工事前に確認すべき3つの重要注意点
- 注意点1:賃貸オフィスはビル管理会社・オーナーへの事前許可が必須
- 注意点2:オフィス全体の電力容量(ブレーカー)は足りるか?
- 注意点3:工事期間と業務への影響を最小限に抑える工夫
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:計画的なコンセント増設で、安全で生産性の高いオフィスへ
- オフィスの電源環境をプロに相談してみませんか?
この記事の結論
- オフィスの配線工事は電気工事士の資格が必須であり、無資格施工は法律違反です。
- タコ足配線は火災・転倒などのリスクがあり、早急な改善が必要です。
- コンセントの位置設計によって、業務効率・レイアウトの自由度が大きく変わります。
- 費用相場は1箇所あたり1万円〜3万円程度が目安です(内容により変動)。
- 賃貸オフィスでは、管理会社やオーナーへの事前確認が必要です。
判断基準:延長コードやタコ足配線が常態化している場合は、増設工事を検討すべき状態です。
行動:現地調査で最適な配置と費用を確認し、電気工事業者へ相談することが最短ルートです。
オフィスのデスク周りが、PCやモニターの配線で煩雑になっていませんか。
フリーアドレスを導入したものの、電源が壁際にしかなく席が固定化してしまう、といった課題も多く見られます。
OA機器の増加や働き方の多様化により、オフィスにおける電源不足は業務効率に直結する問題となっています。
さらに、延長コードやタコ足配線の多用は、見た目の問題だけでなく、過熱による火災や転倒事故といったリスクを伴います。
つまり、コンセント不足は「不便」ではなく「業務効率と安全性の問題」です。
本記事では、オフィスの総務・管理部門のご担当者様に向けて、コンセント増設に必要な情報を体系的に整理しています。
- コンセント増設が必要になる判断基準
- 安全かつ効率的な配置設計のポイント
- 工事費用の目安と内訳
- 失敗しない業者選びのチェック項目
- 賃貸オフィスでの注意点
この記事を読むことで、オフィス環境の改善に必要な判断基準が明確になり、安全で生産性の高い職場づくりに繋がります。
まずは、現状の配線環境を見直し、最適な増設方法を検討していきましょう。
なぜオフィスのコンセント増設が必要?よくある3つのシーン
「コンセントが足りない」という問題は、なぜ多くのオフィスで発生するのでしょうか。そこには、現代のオフィス環境ならではの背景があります。
シーン1:OA機器の増加とフリーアドレス化
近年、ノートPCに加えてデュアルモニター、スマートフォンやタブレットの充電器など、一人の従業員が使用するOA機器は増加の一途をたどっています。また、フリーアドレスやABW(Activity Based Working)といった柔軟な働き方が普及し、固定席以外でも電源を確保する必要性が高まっています。こうした変化に対応できず、電源インフラがボトルネックになっているケースは少なくありません。
シーン2:タコ足配線による安全性の懸念(火災・転倒リスク)
コンセント不足を補うために多用されるタコ足配線は、非常に危険です。
- 火災リスク:許容量を超える電力使用による過熱や、プラグに溜まったホコリが原因となるトラッキング現象は火災の直接的な原因となります。
- 転倒リスク:床を這う無数のケーブルは、従業員が足を引っ掛けて転倒する事故を誘発します。
- 業務停止リスク:頻繁にブレーカーが落ちることで、重要な業務が中断され、生産性に大きな影響を与えます。
安全管理の観点からも、タコ足配線の状態を放置することはできません。
シーン3:レイアウト変更や模様替えへの対応
組織変更やプロジェクトチームの発足など、ビジネスの変化に応じてオフィスのレイアウト変更は頻繁に発生します。その際、コンセントの位置が固定されていると、デスクの配置が著しく制限されてしまいます。将来の変更にも柔軟に対応できる電源計画は、変化に強いオフィスを作る上で不可欠と言えるでしょう。
コンセント増設工事の基本|DIYは厳禁!「電気工事士」資格が必須
「コンセントを増やすくらいなら自分でできるのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、それは絶対に避けてください。コンセントの増設工事は、法律で定められた専門資格が必要です。
電気工事士法とは?無資格工事の罰則と火災・感電の危険性
コンセントの増設や移設、壁の内部にある配線を扱う工事は、「電気工事士法」によって「電気工事」と定義されています。これらの工事は、「第一種」または「第二種電気工事士」の国家資格を持つ人でなければ行うことができません。
万が一、無資格で工事を行った場合、3ヶ月以下の懲役または3万円以下の罰金が科される可能性があります。しかし、法的な罰則以上に怖いのが、火災や感電、接続した高価なOA機器の故障といった、取り返しのつかない事故につながるリスクです。
資格不要な「軽微な工事」との明確な違い
電気工事士法では、資格がなくても行える「軽微な工事」が定められていますが、その範囲は非常に限定的です。例えば、市販の延長コードやテーブルタップを既存のコンセントに差し込む行為は資格不要です。
しかし、壁に固定されているコンセント本体を交換したり、壁の内部にある配線から電気を取り出して新たなコンセントを設置したりする作業は、すべて有資格者による「電気工事」に該当します。安全のため、必ず専門業者に依頼しましょう。
【料金表】オフィスのコンセント増設、費用相場はいくら?
専門業者に依頼するとなると、気になるのはやはり費用です。オフィスのコンセント増設費用は、工事の方法や配線の距離、建物の構造によって大きく変動します。ここでは、代表的な工事パターン別の費用相場と、見積もり額に影響する追加要因を解説します。
工事パターン別・費用相場一覧
工事の方法は、主に「費用」「見た目」「適した用途」のバランスで選択します。
| 工事方法 | 費用相場(1箇所あたり) | 見た目 | 適した用途 |
|---|---|---|---|
| 既存コンセントから分岐(露出配線) | 7,000円~15,000円 | 配線がモールで壁を這う | 手軽に安価で増設したい場合。バックヤードなど。 |
| 専用回路を新設(隠蔽配線) | 16,000円~70,000円 | 配線が見えずスッキリ | 複合機やサーバーなど高負荷機器用。見た目を重視する場合。 |
| OAフロアに床コンセントを増設 | 40,000円~90,000円 | 床から電源を取れ機能的 | フリーアドレスの執務室や会議室など、レイアウトの自由度を高めたい場合。 |
※上記はあくまで目安です。正確な費用は必ず現地調査の上、見積もりを取得してください。
パターン1:既存コンセントから分岐して増設(露出配線)
近くにある既存のコンセント回路から配線を分岐させる、最も手軽で安価な方法です。壁の表面に「モール」と呼ばれるカバーを付けて配線するため、工期が短く済みます。
パターン2:分電盤から専用回路を新設(隠蔽配線)
分電盤から新たな配線を直接引き、独立した回路としてコンセントを設置する方法です。壁の内部に配線を通すため見た目が非常にスッキリします。複合機やサーバー、電子レンジなど消費電力の大きい機器の設置に最適です。
パターン3:OAフロアに床用コンセントを増設
OAフロア(二重床)の床下に配線し、任意の場所に床用のコンセントを設置する方法です。デスクの配置を自由に変更できるため、フリーアドレスのオフィスに最も適しています。
見積もり額を左右する追加要因
基本の工事費以外に、以下のような要因で費用が加算される場合があります。見積もりを比較する際は、これらの項目が含まれているかを確認しましょう。
- 配線の距離:分電盤や分岐元から増設場所までの距離が長いほど高くなります。
- 壁や床の材質:コンクリート壁への穴あけなど、加工が難しい場合は追加費用がかかります。
- 夜間・休日作業:オフィスの業務時間外に工事を依頼する場合、2〜5割程度の割増料金が発生することが一般的です。
- 分電盤の工事:分電盤に空き回路がない場合、ブレーカーの増設や分電盤自体の交換が必要になり、別途費用がかかります。
- 諸経費:出張費、駐車場代、ビル管理会社への申請費用などが含まれる場合があります。
失敗しない!オフィスのコンセント増設工事業者の選び方
「コンセント増設はどこに頼むのが正解なのだろう?」と悩むご担当者様も多いでしょう。安心して任せられる業者を選ぶためには、いくつかの重要なポイントがあります。
信頼できる業者の見極め方4つのチェックポイント
- 有資格・登録業者であること:都道府県に登録された「登録電気工事業者」であり、「電気工事士」の資格保有者が在籍していることが大前提です。
- オフィス工事の実績が豊富か:法人対応の実績、特にオフィスでの施工経験が豊富な業者を選びましょう。ビル管理会社との折衝やOAフロア工事など、特有のノウハウを持っています。
- 損害賠償保険に加入しているか:万が一の工事中の事故に備え、請負業者賠償責任保険に加入しているかを確認しましょう。
- 見積書の内訳が詳細で明確か:「工事一式」ではなく、材料費や施工費、諸経費などの内訳がきちんと記載されているかを確認することで、誠実な業者か判断できます。
相見積もりで比較すべき項目とは?総額だけで判断は危険!
複数の業者から見積もり(相見積もり)を取ることは非常に重要です。その際、単純な総額だけで比較するのは危険です。以下の点も必ずチェックしましょう。
- 工事内容と工法(露出か隠蔽かなど)
- 使用する部材(コンセントやケーブルのメーカー、型番)
- 工事後の保証の有無や期間
- 追加料金が発生する条件
これらの内容を総合的に比較し、最も信頼できる業者を選定することが、結果的にコストパフォーマンスの高い工事につながります。
オフィスのコンセント増設なら「ピカくま」にお任せください!
「どの業者を選べばいいか分からない」「見積もりの見方が難しい」とお悩みなら、ぜひ「ピカくま」にご相談ください。経験豊富なプロが、お客様のオフィス環境に最適なプランを、透明性の高いお見積もりでご提案します。
| 比較項目 | 一般的な業者 | ピカくま |
|---|---|---|
| 資格保有 | 要確認 | ◎ 電気工事士資格保有者が対応 |
| 見積透明性 | △ 「一式」が多い場合も | ◎ 明確な料金表と詳細な見積書 |
| 法人対応 | ○ | ◎ オフィス・店舗の実績多数 |
| アフターサポート | 要確認 | ◎ 充実の保証制度で安心 |
| 対応スピード | 業者による | ◎ 最短即日のスピード対応 |
生産性が上がる!オフィスの用途別おすすめコンセント配置計画
コンセント増設を単なる「数を増やす作業」で終わらせてはもったいありません。どこに、どのような種類のコンセントを配置するかを戦略的に計画することで、従業員の生産性を大きく向上させることができます。
執務スペース:床コンセントとデスク上コンセントの活用
- フリーアドレスエリア:レイアウト変更に強い床コンセントを島の中央や通路脇に計画的に配置するのがおすすめです。これにより、どこに座っても電源へのアクセスが容易になります。
- 固定席エリア:一人あたり3〜5口の電源が確保できるよう、デスクの天板に埋め込むタイプのコンセントや、手元で操作できるOAタップを用意すると利便性が高まります。PCだけでなくスマートフォンも手軽に充電できるUSBポート付きのコンセントも人気です。
会議室:テーブル埋込型と壁面コンセントで多様な利用に対応
会議室では、参加者全員がノートPCを使える環境が必須です。
- 会議テーブル:中央に埋込型のコンセントを設置すれば、ケーブルが邪魔にならずスマートに電源を確保できます。電源だけでなく、LANやHDMIポートが一体になったマルチメディアコンセントも便利です。
- 壁面:大型モニターやプロジェクター、Web会議システム用に、専用のコンセントを壁面に設置しましょう。
関連情報
- 高負荷機器には200Vコンセントが必要な場合もあります。
- 消費電力の大きい機器にはブレーカー増設も検討しましょう。
【総務担当者必見】工事前に確認すべき3つの重要注意点
最後に、コンセント増設工事を発注する前に、総務・管理担当者として必ず確認しておくべき実務的な注意点を3つご紹介します。
注意点1:賃貸オフィスはビル管理会社・オーナーへの事前許可が必須
賃貸オフィスで工事を行う場合、必ず事前にビル管理会社や物件オーナーの許可を取る必要があります。
- 工事内容(図面や仕様書)の提出
- 工事日程の申請
- 共用部の養生計画の提出
などを求められるのが一般的です。また、退去時の「原状回復義務」についても必ず確認しておきましょう。増設したコンセントを撤去する必要があるのか、そのままで良いのかを事前に書面で取り交わしておくと安心です。
注意点2:オフィス全体の電力容量(ブレーカー)は足りるか?
コンセントの数だけを増やしても、オフィス全体で使える電気の総量(契約アンペア)には上限があります。増設後に全体の電力使用量が契約容量を超えてしまうと、頻繁にメインのブレーカーが落ちてしまい、業務に支障をきたします。
工事を依頼する業者に分電盤を調査してもらい、電力容量に余裕があるかを確認してもらいましょう。容量が不足する場合は、電力会社との契約アンペア変更や、分電盤の増設・交換といった追加工事が必要になります。
注意点3:工事期間と業務への影響を最小限に抑える工夫
コンセント増設工事では、壁の穴あけによる騒音や、一時的な停電が発生することがあります。業務への影響を最小限に抑えるため、業者と以下の点を相談しましょう。
- 夜間・休日作業:割増料金はかかりますが、業務時間外に工事を行うことで業務への影響をゼロにできます。
- ゾーニング施工:オフィスをいくつかのエリアに分け、1日ずつ順番に工事を進めることで、工事中でないエリアでは通常通り業務を行えます。
- 工程の事前共有:いつ、どのエリアで、どのような作業(騒音や停電の有無)が行われるのかを事前に詳しく共有してもらい、従業員へ周知徹底します。
よくある質問(FAQ)
Q1. オフィスのコンセント増設はDIYできますか?
A1. いいえ、できません。コンセントの増設は「電気工事士」の資格が必須の専門工事です。無資格での工事は法律違反となり、火災や感電の危険があるため絶対におやめください。
Q2. コンセント増設の費用はいくらくらいかかりますか?
A2. 工事方法によりますが、1箇所あたり7,000円〜90,000円程度が目安です。最も手軽な露出配線での分岐増設なら15,000円前後、壁の中に配線を隠す隠蔽配線や床コンセントの場合は高額になる傾向があります。正確な費用は現地調査の上、見積もりでご確認ください。
Q3. 工事にはどれくらいの時間がかかりますか?
A3. 小規模な増設であれば半日〜1日で完了することがほとんどです。ただし、業者選定やビル管理会社への申請など、準備期間を含めると2週間〜1ヶ月程度見ておくと安心です。
Q4. 賃貸オフィスでもコンセント増設は可能ですか?
A4. はい、可能です。ただし、必ず事前にビル管理会社やオーナーの許可が必要です。工事内容の申請や、退去時の原状回復義務についてもしっかりと確認しておきましょう。
Q5. フリーアドレスに合う床コンセントの設置はできますか?
A5. はい、OAフロアが設置されているオフィスであれば可能です。OAフロアがない場合でも、床を二重化する工事から対応可能な業者もいます。レイアウトの自由度が格段に上がるため、フリーアドレスのオフィスには特におすすめです。
まとめ:計画的なコンセント増設で、安全で生産性の高いオフィスへ
オフィスのコンセント不足は、見た目の問題だけでなく、従業員の生産性低下や火災などの安全リスクに直結する重要な経営課題です。
本記事で解説したポイントをまとめます。
- コンセント増設はDIY厳禁:必ず「電気工事士」資格を持つ専門業者に依頼する。
- 費用は工事方法で変動:予算と目的に合わせ、露出・隠蔽・床コンセントなどの工法を選ぶ。
- 業者選びは慎重に:資格、実績、見積もりの透明性を確認し、相見積もりで比較検討する。
- 配置計画が重要:執務室や会議室など、用途に合わせて最適な配置を考えることで生産性が向上する。
- 事前確認を忘れずに:賃貸オフィスの場合は管理会社の許可、電力容量の確認が不可欠。
計画的なコンセント増設は、安全で快適な職場環境を実現し、従業員の満足度と生産性を向上させるための確かな投資です。まずは信頼できる専門業者に相談し、自社のオフィスに最適な電源環境の第一歩を踏み出しましょう。
オフィスの電源環境をプロに相談してみませんか?
「うちのオフィスに最適な工事は?」「まずは概算の費用が知りたい」など、オフィスのコンセント増設に関するお悩みは、ぜひ「ピカくま」にご相談ください。
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